東京大学大学院 航空宇宙工学専攻 平成20年の航空宇宙システム学(午後)についての総評と難易度、解答の指針についてまとめたいと思います。
本問の収録先商品は以下です。
航空宇宙システム学<https://gakumon-tobira.stores.jp/items/679620e7bfa2872ebcae4fde>
総評
グライダーによる滑空距離について考察させる問題です。航空機力学では定番の問題ですね。最後の問題が少しひねった感じになっていますが、全般的に参考書に記載されているような論理展開で攻略できるので、それほど難易度が高いとは感じませんでした。
航空機力学を学び始めた学生にとってもよい演習問題となるので、本問を通して理解強化に努めていただきたいところです。受験的な側面を考えると、あまり失点したくない問題です。解答の見直しに十分気を配るようにしましょう。
難易度 ★★☆☆☆
受験生の多くがこの問題を選択してくると考えます。航空機力学の学習をされた方であればどこかでやったことがあると感じる方が多いのではないかと思います。合格者の多くがこの問題をほぼ完答に近いレベルで解答してくると思われるので、差をつけられないように気を付ける必要がありそうです。
難易度は優しめの★2つとしました。
解答の指針
第1問
1.
グライダーにかかる力を図示して力のつり合いを立式しましょう。
2.
機体の降下率に着目して立式と整理を進めるとよいでしょう。問題文の説明を踏まえると、経路角γは微小量とみなしてよいので、近似処理をする必要があります。
降下率の定義を踏まえて、滑空距離が最大となるには降下率がどうなればよいかを考えましょう。
第2問
1.
第1問1.と同様、機体にかかる力を図示して力のつり合いを立式すればOKです。
2.
前問の結果を踏まえて機体にかかる揚力がどうなるか考えてみましょう。
3.
グライダーの滑空距離をVdtを使った式で表すことができれば、問題文で与えられた条件式を使って計算ができそうです。
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