東京大学大学院 航空宇宙工学専攻 平成11年の固体力学(午後)についての総評と難易度、解答の指針についてまとめたいと思います。
本問の収録先商品は以下です。
固体力学<https://gakumon-tobira.stores.jp/items/679621f8bfa2872edfae50a9>
総評
東大の弾性力学分野ではよく出るトピックの一つですね。本問のトピックである梁の大たわみ理論は必ず押さえておく必要があります。この手の問題は問われていなくても必ず図を描いて力の釣り合いを間違いなく立式できるようにしましょう。
最初の描図で失敗すると以降の問題をすべて落とすことになるので、慎重に対応しましょう。
過去問の傾向から見てもよく出るトピックであることから、過去問演習の成果が問われる1問となりました。おそらく合格者の多くが正答してくる問題なので、本問は落とさないようにしたいところです。
難易度★★★☆☆
計算量が多めなので、計算ミスのリスクが高いものの、解法プロセスは度々トピックとして取り上げられているものなので、標準的な難易度かと思いました。従って本問の難易度評価は★3つとしています。
解答の指針
(1)
問われていませんが図を描いて立式するようにしましょう。
また、式変形をする際も数学的な処理が必要なので、注意しながら式を整理していきましょう。
(2)
(1)で求めた式に境界条件を代入して計算を進めましょう。
東大では度々この手のトピックが出題されますが、大体はこの(2)のような境界条件による計算上の違いが出る程度です。
なので、まずは(1)を確実に完答しきることを最初の目標にするとよいでしょう。
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