院浪は院試にどう影響するか?

大学院入試

 今回は院浪をしてしまった場合の院試の準備について情報提供をしていきたいと思います。一般的な受験生と比べると試験の準備期間も受験生を取り巻く環境も変わってくることもあるので、違いを押さえておくと準備がしやすくなるかと思います。

研究室訪問は再度実施すべきか?

 研究室の訪問についてですが、これは希望する研究室によりけりです。希望する研究室の先生にはメールなどで一言連絡しておいた方が良いと思います。教授の中には事前に訪問してない学生に対しては院試の面談や合格後の研究室選択で希望研究室を選んでも申請を許可しない先生もいらっしゃいます。

 必ず事前に進学希望先の研究室の先生には再度受験する旨を連絡の上、研究室訪問が必要かどうかっ確認することをお勧めします。説明の内容が同じで先生からも特に事前の訪問は必要ないと連絡を受けた場合は不要かと思います。

院浪は在学中の研究活動に支障をきたすものなのか?

 学部4年生として院浪をするのか、研究生として院浪をするかで多少位置づけは変わるかもしれませんが、院試験が終わった後~来年3月までの間は基本的に研究活動に集中することになるので、研究活動に支障をきたすということはないと思います。

 寧ろ研究活動が本格化するので、院試の準備は隙間時間で進める必要があり、バランスの取れた時間管理が求められます。

 また、英語などは研究活動を通して学会発表や論文調査で利用することが多いので、コンスタントに勉強を続ける必要があります。

 私のいた研究室では、自分の研究を見てくれる人が博士課程に在学しているフィリピン人の先輩だったので苦労しました。基本的に研究の進め方の相談やディスカッションは当然すべて英語でした…。

書類申請上必要となるもの

 基本的に院浪だからと言って特に必要となる書類が大きく変わることはないです。ただし、研究生として院浪をしている場合、出身大学から離れた大学で研究していると、卒業証明書や成績証明書の発行に少し手間取るかもしれません。

 卒業生の各種証明書取得の方法については入試本番までに確認しておくとよいと思います。

まとめ

 この記事では院浪をした際に生じる院試準備に対する影響をまとめてみました。正直現役生と比べても特に入学試験で必要となる書類にそこまで大きな違いは生じません。

 また、1年間余分に時間があるので、気が緩みがちになるかと思いますが、研究活動と院試の準備を並行してやることになるので、院試の準備にそこまでまとまった時間が取れないというのが実情かと思います。

 この先、大学院に入学しても修士を卒業した後も研究活動を通して得た経験は意外と色々なところで恩恵をもたらしてくれるものです。

 例えば以下のような状況になった際、私自身も大学院で研究していた頃のことを思い出しながら課題解決をしていることも多いです。

  • 業務に行き詰った時
  • 自身の知らない知識を身につけなければならなくなった時
  • 専門分野についてよくわかっていない上司に自分の企画を通したい時
  • お客様に自社の意見を主張したい時

 こういう時に研究活動で培った課題解決能力やプレゼン力が役に立ちます。

 研究時代の専門分野がそのまま業務に活かせない人でも上記のような経験をしていると会社に入ってもそこそこうまくやっていけるものだと思います。

 是非普段の勉強だけでなく、研究活動もしっかりしてけるとよいと思います。

 頑張りましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました