過去問と解答の入手について

大学院入試

 こんにちは。宙野です。今回は大学院受験のトピックの中でも最も多くの方が気にされると予想する過去問とその解答の入手方法についてお伝えしていければと思います。

大学院入試の過去問と解答

 一般的に大学院の入試においては学部入試の時に使用した赤本のような便利な本は存在しません。内部受験をする人は所属する研究室の先輩から過去問やその解答を受け継いて勉強することがほとんどだと思います。

 但し、外部受験をする人は先輩からの受け継ぎという方法が取れないので以下のような方法をとる必要があると思います。

  1. 大学のHPでダウンロードするか購買部で購入する

 これは過去問の入手だけを考えるなら適用可能な方法になります。一般的にどこの大学でも直近の数年分は過去問が売られている(公開されている)ので購入あるいはHPからダウンロードするのが良いと思います。

 また、大学入学時から院試の外部受験を考えているならコツコツ過去問を集めておくとよいと思います。

 2. 先輩や後輩、同期の友人で持っている人にお願いする。

 もし先輩や後輩の人脈で過去問やその解答が手に入るなら有効な方法かと思います。大学の特徴にもよるので、一概には言えませんが、名古屋大学では内部進学が大多数なのであまり聞いたことはなかったです。

 また、他大学の友人にお願いするという方法もあります。特に関東圏や京阪神あたりは大学が集まっているので大学間の交流もあると思うので、そうした大学に在籍している方は試してみるとよいでしょう。地方の大学では少し難しいかもしれません…。

3. 研究室の訪問先でもらう (これは望み薄)

 他大学とのつてがない人にとってはこの方法が一番理想ですが、外部生にわざわざ解答を渡すメリットはないと思うので、ばら撒いている研究室は少ないと思います。

 ただ、大学院や研究室によっては外部生を積極的に勧誘しているところもあるので、そうした研究室を訪問すればもらえることもあります。

4. ヤフオクなどの売買サイトで手に入れる

 最近では割と一般的になってきた方法だと思います。ご自身の希望する大学院の過去問と解答が出回っているなら買うのが手っ取り早いですね。

 正直一番現実的な方法かと思いますが、解答のクオリティについては参考程度にとどめるのが無難かと思います。但し、東大の航空宇宙工学専攻のものは私も見たことがないですね…。

5. 自分で作成する

 これは主に解答に関する話になります。大前提として過去問が手に入らないと5項は実行できません。

 上記の1~4項のいずれの方法を試しても解答が手に入らなかった場合にとる手段になります。正直な話、よほどの覚悟がない限りお勧めはしません。

 解答作成には膨大な準備時間と妥当性の検証作業が必要になり、院試の勉強スケジュールに深刻なインパクトを与える可能性がありますので、解答を自作する場合は入念にスケジュール計画を立てる必要があると思います。

さいごに

 今回は過去問と解答の準備についてまとめてみました。問題と解答がセットで手に入るのが理想ですが、大抵は難しいです。ただ、それでも問題文が手に入らないと相当苦戦するので、解答は無理でも問題文は手に入れるよう準備するとよいと思います。

 少なくとも直近の過去問は手に入ると思うので、調べてみるとよいでしょう。私が受験生の時は今ほどメルカリやヤフオクも復旧していなかったので、問題文すら手に入れるのがすごく難しかったです。他大のつてで辛うじて過去問だけ手に入れることができたものの、解答はどうにもならなかったので自作をするという手段を取りました。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。ではまた次回お会いしましょう!

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